「続きはこちら」が通用する構造と、通用しない構造

読了目安:約3分(1760文字)

SNSで発信していると、

「続きはこちら」
「詳細はプロフィールから」
「この先はリンク先で」

みたいな導線をよく見かけますよね。
これ自体は、悪い方法ではありませんし、むしろ、うまく使えば強力です。

ただ、同じことをやっているのに、

反応がある人
無風で終わる人

が分かれるのも事実です。

この違いは、文章力やセンスよりも、「構造」が熟しているかどうかで決まっていることが多いです。

構造が熟しているとは

“続きを見せる”は、信頼の上にしか乗らないんですね。

「続きはこちら」が機能するのは、すでに相手の中にこの人の話は聞く価値がある、ここまで読んで損がなかった、この人の続きなら読みたい、という気持ちが“先に”育っているときです。

つまり、続きを見せる前に、もうすでに「与えている」状態だから反応があるんです。

この状態の人が「続きはこちら」を使うと、純粋に“続きが気になる”になります。

無風(無反応)になるときは、この構造を使うには早すぎる

一方で、まだ関係性が浅い、たまたま流れてきた投稿、初めて見たアカウント、知名度はそこまでない。

こういう状態だと、「続きはこちら」は成立しにくいです。

相手の頭の中では、続きって言われても、そこまで興味が湧いてない、まだ何ももらってない、なんで今、わざわざ移動しなきゃいけないのか?が先に立つからです。

構造が悪いというより、構造が“まだ熟してない”だけです。

ここでズレると、本人だけが頑張ってしまっている状態。

この段階で「続きはこちら」を多用すると、発信している側は、こうなりがちです。

投稿はしているのに反応が薄い
もっと煽った方がいいのか迷う
もっと長文にすべきか悩む
別のテクニックを探し始める

でも問題はテクニック不足ではなく、「順番」だけがズレていることが多いわけです。

まだ信頼が育ってない段階で、“回収フェーズ”に入ってしまっている。

反応がないからと、立て続けにポストしてウザがられ、ミュートされたりブロックされたりでは本末転倒です。

じゃあ、信頼が薄い段階では何をすればいいのか

この話は、「続きを見せるな」という意味ではありません。

“続きを見せる”を使うなら、その前に一度だけ確認してみるといいです。

自分の投稿は今、

その場で完結しているか
それだけで小さな納得があるか
読んだ人が得をした感覚があるか

もしそこが薄いなら、続きの誘導の前に「まず与える」構造を育てた方が早いです。

判断基準はシンプル。より良い情報を与えて与えて与えまくる。です。

「続きを見せる」が通用するのは、その与えたものに興味を持ち、続きが気になる人が、すでにいる状態になってから。通用しないのは、まだ“続きが気になる理由”を渡せていない状態。

以前は、通用していましたが、消費者もどんどん利口になってきて「そんなのに釣られないよー」という視点を持ち始めた人が増えてきました。
こちら側も工夫しないで、ワンパターンで「気になる方はこちら」って書いても確率は低いままです。

構造の具体例

ここまで読んで、「じゃあ具体的にどうすればいいんだ」と感じた人もいるかもしれません。

ただ、このサイトでやりたいのは、ノウハウを配ることというより、ノウハウが効く状態(構造)を整えることです。

なので細かい手順までは踏み込みませんが、構造の例としてひとつだけ挙げておきます。

たとえば、XやThreadsのようなテキスト中心の発信では、普段の投稿で「続きはこちら」を連発するよりも、入口を固定ポストにまとめておく方が、構造として安定します。

あとは短い投稿で与え続け、興味を持った人がプロフィールから入口に流れてくる形です。

もちろん、これが唯一の正解ではありません。

ただ「信頼がまだ薄い段階では、引っぱるより先に、受け取れる形を用意しておいた方がいい」という構造だけは、覚えておいて損はないと思うのです。


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■ 「頑張ればなんとかなる」という幻想を捨てるタイミングです。

上手くいかない時、多くの人は「努力の量」を増やして解決しようとします。しかし、設計(構造)が歪んだままでは、頑張るほどに心身を削り、事態を悪化させるだけです 。 
筆者自身、積極的なPR活動をせず、紹介と「招待」だけで仕事の循環が安定する構造や、意志の力を頼らず構造的習慣化による20kg減量は、43年の実務経験から生まれた、やり方の前に「構造」を整える重要性です。

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当サイト「as-I」は、2013年にドメインを取得して以来、一貫して「構造による問題解決」をテーマとしています。13年前の設計図が今の実務においてもそのまま機能しているという事実に基づき、その構造を具体化した記事を現在も積み上げ、記録し続けています。

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