集客の構造(9)満足する(提供・アフターフォロー)

読了目安:約3分(1506文字)

前回の記事(8)決める(クロージング)では、お客様の不安を最終確認で取り除き、滞りのない案内で契約という「約束」を交わす方法をお伝えしました。

ここからはいよいよ、あなたがプロとしての真価を発揮する領域です。

ここの領域は、単に商品を手渡す場所、単にサービスを提供する場所ではありません。

お客様をあなたのファンに変え、次の「循環」を生み出すための最も重要なエンジンです。

集客を頑張り続けているのに結果が出ない本当の理由

もしあなたが、年中休まず集客に駆けずり回っているのに、一向に経営が楽にならないと感じているなら、一度立ち止まって考えてみてください。

それは集客のやり方が悪いのではなく、提供しているサービスや商品のクオリティそのものに問題があるのかもしれません。

右肩上がりに成長しているならまだしも、必死に動いているのに成果が横ばい、あるいはジリ貧なのは、出口(満足)からお客様が逃げてしまっている証拠です。

たとえ商品やサービスの品質がお客様の満足度に達していても、“届け方”や“その後の関わり”が不足していることで、価値が100%伝わっていないケースも考えられます。

集客だけを頑張るのは、穴の空いたバケツに水を注ぎ続けるようなもの。

まずはそのバケツを修理すること、つまり商品力や提供体制を磨くことが先決になってきます。

釣った魚にエサをやらないのは、商売人の敗北

売るまでがピークで、手に入れた後のフォローがおざなりになる。

そんな「売り逃げ」の姿勢は、循環を止める最大の原因です。

ここを疎かにしている人は、いつまで経ってもリピートや口コミが増えません。

その結果、常に新しいお客様を探し続けなければならない「終わりのない集客」に疲れ果ててしまいます。

手に入れた瞬間こそが、信頼のピークではなく「スタート」であることを忘れないでください。

プロのパフォーマンスを全力で見せつける

ここは、あなたが持っている技術、知識、感性を惜しみなく見せつける場所です。期待通りは当たり前。

プロなら、お客様が想像もしていなかったレベルの「こだわり」や「精度」を突きつけましょう。

「ここまでやってくれるのか!」という衝撃こそが、次の領域で誰かに話したくなる「強力な理由」になります。

価格以上の価値を提供することに遠慮は不要です。

あなたがこの商売を始めた頃の初心、つまり「誰を、どんなふうに喜ばせたかったのか」という情熱を、商品やサービスを通して形にしてください。

売りっぱなしにしない責任の取り方

「その後、いかがですか?」というフォローは、自分の仕事に対する自信と責任の現れです。

商品を手渡した後に生まれるかもしれない小さな不安や疑問を、先回りして解消してあげる。

この「伴走してくれる安心感」があるからこそ、お客様は自信を持ってあなたを他人に薦めることができるようになるんです。

まとめ:満足の総量が、次の集客の磁力になる

この領域でどれだけお客様を痺れさせたか。

その熱量がそのまま、(10)で語られる口コミの伝播力になり、そして再び(1)の「気づき」へと戻っていくエネルギーになります。

目の前の一人に全力でパフォーマンスを示すこと。

それが、広告費をかけずに集客を循環させるための、最も泥臭く、かつ最も近道な戦略になります。

さあ、お客様の感動は最高潮に達しました。

次はこの感動を社会に広げていく「(10)広める(紹介・口コミ・再確認)」の領域へ進みましょう。

👉 構造見直し:集客の構造(10)広める(紹介・口コミ・再確認)

集客の構造(10)広める(紹介・口コミ・再確認)

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■ 「頑張ればなんとかなる」という幻想を捨てるタイミングです。

上手くいかない時、多くの人は「努力の量」を増やして解決しようとします。しかし、設計(構造)が歪んだままでは、頑張るほどに心身を削り、事態を悪化させるだけです 。 
筆者自身、積極的なPR活動をせず、紹介と「招待」だけで仕事の循環が安定する構造や、意志の力を頼らず構造的習慣化による20kg減量は、43年の実務経験から生まれた、やり方の前に「構造」を整える重要性です。

このサイトについて:

当サイト「as-I」は、2013年にドメインを取得して以来、一貫して「構造による問題解決」をテーマとしています。13年前の設計図が今の実務においてもそのまま機能しているという事実に基づき、その構造を具体化した記事を現在も積み上げ、記録し続けています。

なお、当サイトのコンテンツはすべて無料で公開していますが、情報商材の販売やセミナー・コンサルティングへの勧誘を目的としたサイトではありませんので、どうぞ安心して読み進めてください。

このサイトの設計思想や筆者の詳細については、「構造的問題解決思考 as I とは」でご覧いただけます。