書いた記事を「見つけられやすくする」構造設計|note,WordPress

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【この記事の視点】「書いたのに読まれない」という悩みに対し、多くの人はSEO対策やSNSでの拡散という「外部への露出」を急ぎます。しかし、真の問題はプラットフォームの選択肢ではなく、記事単体を「点」で放置しているあなたのサイト構造にあります。
検索エンジンやAIが求めているのは、断片的な日記ではなく「再利用可能な知識の束」です。
記事同士を論理的に接続する「配管工事」こそが、外部環境に左右されずに情報を「見つけられやすくする」ための物理的な解決策となります。

これからは、Google検索がなくなるのか。

こういう話題をよく見かけるようになりました。
ただ体感としては、検索そのものが消えるとは思っていません。

なくなるというより、比率が変わる。
検索だけで探すのではなく、AIに聞いて、要点をまとめてもらう。そんな行動が増えてきました。
この行動が主流側に寄っていく。そんな変化の途中にいる感覚です。

検索のための考え方はSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)。

一方で、AIに答えとして拾われるための設計は、AEOやGEOと呼ばれ始めていますが、まだ定義は発展途上の状態です。

もちろん、アルゴリズムは公開されていませんので、これが正解と言い切れる領域ではありません。
今日は、その前提の上で、話を進めていきます。

情報を検索する側の立場として

AIに検索させる場合、「最新情報を優先して」などの指定をしないと、古い情報や訂正前の内容が混ざることがあります。

生成AIは確率生成なので、誤答が出る可能性もゼロではありません。便利だからこそ、使い方の設計が必要になります。
ここは利用者側のリテラシーの話になります。

情報を発信する側として

発信側は、どういう記事が参照されやすいのか。

筆者が体験として感じているのは、「単なる日記は参照されにくいことがある」ということです。どんなに毎日更新して量があってもです。

理由は、日々の出来事の記録は残りますが、「知識価値」としては再利用しにくいからだと推測されます。

AIも検索も取りに来るのは

定義 / 分類 / 因果 / 比較 / 手順

つまり、再利用できる知識単位です。

体験談そのものよりも、

  • なぜ起きたのか
  • どこで詰まるのか
  • どう改善したのか
  • 何がどう変化したのか

ここまで構造化されていると、参照素材として機能しやすくなります。これはエビデンスというより、運用体感です。

記事同士をつなぐ『配管工事』

重要なのは、記事単体ではなく、「記事同士のつながり」です。

次の記事でも触れますが、記事は「書いたら終わり」ではなく、記事同士がつながって初めて拠点になります。

関連する記事を2本ほど用意して、目次で道筋を作って、読み手が迷わず次へ進めるように接続しておく。

筆者はこの内部のつなぎ込みを、「配管工事」と呼んでいます。

関連記事を水平に接続する。
概念ごとにリンクを張る。

単発の記事を点とすると、配管された記事群は「面」になります。

検索でもAI参照でも、この「面構造」は理解されやすいんです。

検索されやすい目次の役目

さらに言えば、目次です。
目次は、話題の分割点が明確になり、読む前に全体像が掴める機能として、人間にも機械にも読み取りやすくなります。

そして冒頭の著者情報も有効です。常連の方には若干「スクロール負荷」がありますが、新規読者にとっては「誰の知見なのか。どの領域の話なのか。」が読む時間をコストにかけるかどうかの信頼の起点になります。
ここが明示されることで、検索や参照される際の文脈が補強されます。

例えば、noteのようなBlog式プラットフォームでは、

  • 自己紹介+発信テーマ整理
  • 目次
  • 本文
  • 関連記事リンク

の順で記載され、これが、さらにマガジン分類され整備されていると、単発投稿ではなく、知識拠点として機能し始めます。

要するに、WordPressだから検索されるnoteだから弱いという単純な話にはならないわけです。

なので、Webサイトを持っていなくても、noteであっても「見つけられやすい構造」に整備しておくことで、SNSで必死になって見つけてもらおうとしなくても良くなります。
もちろん、Webサイトならnoteよりも制限が少ないので、さらに見つけられるための構造を追加できますでの、Webサイトの方が有効ですが、Webサイトだから検索されると言うものではないわけです。

つまり、どこに置くかより、どう「配管」されているか。
ここが構造の分岐点になります。

筆者が見つけた構造美note

先日、AIで調べ物をしていて、参照記事として「あるnote」が出てきました。

そのnoteは、読者目線のUI(見た目)としては、少し読みにくいなっていう印象でしたが、情報整理的設計は非常に綺麗でした。

要は「人間最適と機械最適は、必ずしも一致しない」ということだなっていう感覚が印象に残ったnoteでした。
こういうのが、AIが扱いやすい構造なのかもしれません。

なので、これからの発信は、

  • 読みやすさ
  • 構造化
  • 信頼性
  • 接続性

このバランス設計が問われる領域に入っていくのかもしれません。

見つけてもらいやすくするために

  • 検索されるかどうか。
  • 参照されるかどうか。

その分岐は、プラットフォーム自体ではなく、「配管設計」にあると考えます。

あなたが、いま使っているBlog式(フロー式)プラットフォームで書いている記事同士は、ちゃんとつながっていますか。単発の点で終わっていませんか。

ここを見直すだけでも、見つけられ方は変わってくるかもしれません。

次回は、AIが作ったWebサイトは“見つけられやすいのか”を考察します。

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■ 「頑張ればなんとかなる」という幻想を捨てるタイミングです。

上手くいかない時、多くの人は「努力の量」を増やして解決しようとします。しかし、設計(構造)が歪んだままでは、頑張るほどに心身を削り、事態を悪化させるだけです 。 
筆者自身、積極的なPR活動をせず、紹介と「招待」だけで仕事の循環が安定する構造や、意志の力を頼らず構造的習慣化による20kg減量は、43年の実務経験から生まれた、やり方の前に「構造」を整える重要性です。

このサイトについて:

当サイト「as-I」は、2013年にドメインを取得して以来、一貫して「構造による問題解決」をテーマとしています。13年前の設計図が今の実務においてもそのまま機能しているという事実に基づき、その構造を具体化した記事を現在も積み上げ、記録し続けています。

なお、当サイトのコンテンツはすべて無料で公開していますが、情報商材の販売やセミナー・コンサルティングへの勧誘を目的としたサイトではありませんので、どうぞ安心して読み進めてください。

このサイトの設計思想や筆者の詳細については、「構造的問題解決思考 as I とは」でご覧いただけます。