読了目安:約3分(1282文字)
資格を取れば、収入につながる。
そう思って動き出す人は多いはずです。
しかし現実には、資格を取った瞬間に「次に何をすればいいか分からない」状態に陥ることがあります。
ここで必要なのは、個人の才能や根性ではなく、設計の順番です。
資格取得はゴールではなく、収入につなげる工程の中の「1パーツ」にすぎません。
収入までの道は、最初から「構造」として組んでおく必要があります。
最初に決めるのは「商品」ではなく「用途」
まず決めるべきは、手に入れる道具(資格)ではなく、その「用途」です。
その資格を使って、どんな人の、どんな悩みを、どんな形で解決したいのか。
ここが曖昧なまま進むと、発信する内容も、値付けも、導線も、すべてが連動しなくなります。
逆に言えば、用途が決まれば、必要な道具も自ずと絞られます。
教材の中身よりも「出口の設計」を見る
次に見るべきは、資格の中身よりも「出口」です。
教材の充実度や講師の雰囲気に目が行きがちですが、実務に繋げるためには視点を変える必要があります。
その学びの場は「資格を取った後、どうやって仕事にしていくか」という運用面まで想定されているでしょうか。
運用が想定されていない場合、資格というパーツだけが増え続け、稼働しない状態になりやすいようです。
予算設計の盲点
最大の盲点は「予算」の配分かもしれません。
資格取得にいくら使うかではなく、資格取得「以外」にいくら残しておくか。
ここが設計の肝になります。
たとえば、学んだことを届けるための場所が必要です。
ホームページ、予約システム、決済、プロフィールの整備。 最低限の土台がないと、受け手は申し込みようがありません。
資格に全額を投資してしまうと、届けるための予算が残らず、構造として止まってしまいます。
構造を機能させるための順番
ここで一度、設計を整理します。
1)用途を決める
(誰に、何を、どう解決するか)
2)提供方法を決める
(対面、オンライン、継続など)
3)入口を決める
(発信媒体、予約までの流れ)
4)商品を組む
(メニュー、価格、提供範囲)
5)必要な資格・スキルを取る
(ここで初めて学びの投資)
6)初回の実績を作る
7)改善して型を固める
この順番が入れ替わると、投資したリソースが回収しにくい構造になります。
学びを「原因」にしない考え方
過去の事例を振り返ると、あるテーマに感動して講師側へ回ったものの、集客の予算や工程の設計が薄かったために、開催が困難になったケースがあります。
内容の良し悪しや努力の多寡(たか)ではなく、単に設計が不足していたという構造の問題です。
学びは、収入の「原因」ではありません。
学びは、構造の中に組み込まれて初めて機能するものです。
武器を活かすための場所
資格を取ること自体に、否定的な側面はありません。
ただ「資格を取ればなんとかなる」という期待だけで動くと、足が止まりやすくなります。
資格は武器ですが、それを振るう場所と戦い方の設計がなければ、持て余してしまいます。
資格を取る前に、収入につなげるロードマップを先に描いておく。
その順番を意識するだけで、学びの価値は大きく変わるはずです。
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